近年、アンチエイジングや若返り治療として「再生医療」を提供するクリニック・病院も増えています。再生医療とは、けがや病気によって本来の役割を果たせなくなった組織や臓器に、健康な細胞を移植することで細胞の修復力を利用して正常な働き・身体機能を取り戻す医療方法です。
再生医療によるアンチエイジングでは、老いた細胞を若く健康な細胞へ入れ替えられるので、実年齢に関係なく健康な身体機能を取り戻し、若返ることができます。
再生医療に使われる幹細胞は、衰えたり傷ついた細胞の代わりとなり本来の機能を取り戻すことができます。
そのため、再生医療を受けることで、年齢とともに衰えていた体力が戻ってくるなど、様々なアンチエイジング・若返り効果を期待できます。
従来のアンチエイジングでは老化のスピードを抑制するため、抗加齢に効果のある成分を取り入れることで、体内の抗酸化力や免疫機能を向上させたり、細胞を活性化させ新陳代謝促を促していました。再生医療のアンチエイジングでは、既に老化が始まっている細胞に対してアプローチを行うのではなく、老化し機能しない細胞を取り換え、まったく新しい細胞を体内に生成します。
そのため、既に細胞が機能していなかったり減少していたりして、従来のアンチエイジングでは効果をあまり実感できなかった人でも、細胞を入れ替える再生医療のアンチエイジングであれば効果を実感することができるでしょう。
再生医療を活用したアンチエイジングには様々な治療方法があり、効果も違います。「NMN点滴」や「エクソソーム」などの治療方法は、近年、多くの美容クリニックでも提供されています。
様々な治療法の中でも、身体機能や慢性的な体の痛み(慢性疼痛)の改善に最も効果的なのは、自分の脂肪細胞から幹細胞を抽出する「自己脂肪由来幹細胞治療」です。脂肪由来の幹細胞には修復機能と抗炎症作用があり、加齢で衰えた肌細胞を修復することが可能です。
当院では慢性的な痛み(慢性疼痛)に対し、自己脂肪由来幹細胞治療を提供しています。
従来の治療のように一時的な痛み緩和ではなく、細胞レベルで痛み改善へアプローチを行い、結果的に長期的な痛みの緩和・身体機能のアンチエイジングが期待できます。当院が行う自己脂肪由来幹細胞治療についてもっと知りたい人はこちら「慢性疼痛について」も併せてご覧ください。
慢性疼痛について再生医療によるアンチエイジングには、自己脂肪由来幹細胞治療の他に以下のような方法があります。
NMNとは、簡単に説明するとビタミンB3に含まれる「ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド」 という成分を利用したアンチエイジング治療の1つです。NMNには、長寿遺伝子や若返り遺伝子と言われる「サーチュイン遺伝子」を活性化させる効果があり、点滴(注射)やサプリメントから摂取することで、老化の抑制や細胞の活性化につながります。
アンチエイジングとしての効果 | 代謝機能の保持・身体能力低下の予防・眠気や倦怠感を改善・握力や筋力の改善など |
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真皮線維芽細胞療法はご自身の皮膚から「真皮線維芽細胞」をご自身の肌から採取し、一定数まで培養した後に気になる箇所へ注入する治療方法です。コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの生成を促すことで老化を抑えることができます。
アンチエイジングとしての効果 | 抜け毛・薄毛の改善・活性酸素の除去など |
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エクソソームは、細胞間の情報を伝達する役割を持っている小胞です。エクソソーム点滴・エクソソーム注射では幹細胞を体内に戻すのではなく、幹細胞を培養する際に生成される上澄み液(幹細胞由来の培養上清)が利用されます。遠く離れた細胞にも届き伝達先の細胞内に入り込むと持っている情報に沿って生理機能などの老化を抑制できます。
アンチエイジングとしての効果 | 身体能力低下の予防・生理機能の老化の抑制など |
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PRP皮膚再生療法は、血液(多血小板血漿)が持つ「自己治癒力」を利用した治療方法です。採取した血液を血液とPRP(多血小板血漿)に分離させ、PRPだけを体内に戻します。注入されたPRPが傷ついた細胞を修復することで身体機能を回復させ、若返り効果を実感できます。
アンチエイジングとしての効果 | 治癒の促進・炎症を抑える・身体能力低下の予防など |
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