再生医療コラム

2024/5/31

再生医療のメリットとは?デメリットや受けられない人の特徴

最近話題を集めている再生医療。

聞いたことはあっても詳しい効果や治療方法、メリットは理解していない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、再生医療のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。

ほかにも再生医療の治療方法など知っておきたい知識を紹介しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

再生医療とは?


再生医療とは、ケガや病気などによって本来の働きをできなくなった組織や臓器を回復させる治療のことを指します。

正常に働かなくなった組織や臓器に健康な細胞を移植することで、細胞の修復力を使い、正常な動きを取り戻すことができます。

主に再生医療が活用されている疾患やケガなどは、下記があげられます。

  • 変形性膝関節症
  • 変形性腰椎症
  • 帯状疱疹関連痛

上記の3つだけを挙げているのに違和感があります

疼痛に関するものを列挙するなら

  • 整形外科的疾患(変形性膝関節症,変形性腰椎症)
  • 神経障害性疼痛(脳梗塞後の痺れや痛み,三叉神経痛,偏頭痛,帯状疱疹関連痛)
  • 慢性炎症性の疾患(関節リウマチ,筋・筋膜性疼痛症候群)

今までは、一時的な痛みの緩和しか期待できなかった関節痛などにも長期的な改善を期待できるのが特徴です。

関節痛以外にも、健康効果や肌のアンチエイジングなども目指せます。

また再生医療は、現在でも世界各国でも研究が進められています。

再生医療のメリット

再生医療は、今までは緩和ケアしかできなかった症状も長期的な改善を期待できるのが特徴です。

主に再生医療のメリットは、下記があげられます。

再生医療は、従来の緩和ケアでは対処が難しかった症状に対しても、長期的な改善を見込むことが可能な治療法です。

再生医療が提供する主なメリットは以下の通りです。

  • 病気やケガ、美容など様々な効果を期待できる
  • 副作用やリスクが少ない
  • 治療時間が短い

それぞれについて詳しく解説していきます。

疾患の根本的な治療

再生医療は、損傷した細胞や組織を修復または置換することで、多くの疾患を根本から治療できる可能性を秘めています。

これにより、単に症状を緩和するのではなく、病気そのものの治癒を実現する可能性があります。

治療選択肢の拡大

特定の病気や損傷に対する治療選択肢が限られている場合、再生医療は新たな希望を提供します。

これは特に、従来の治療法が効果的でなかったり、使用できなかったりする患者にとって重要です。

副作用の低減

再生医療による治療は、患者自身の細胞を使用することが多いため、移植に伴う拒絶反応や副作用のリスクが著しく低減される場合があります。

これにより、治療の安全性が向上し、より多くの患者が利用できるようになります。

生活の質の向上

慢性的な疾患や障害を持つ患者にとって、再生医療は症状の改善や機能の回復を通じて、生活の質を大幅に向上させることができます。

これは、日常生活における自立性の向上や、活動的な生活への復帰を意味します。

病気やケガ、美容など様々な効果を期待できる

再生医療は、変形性膝関節症や帯状疱疹関連などの疾患による改善を期待できます。

ほかにも白血病に利用される骨髄移植や熱傷患者に使われる培養皮膚シートなどにも使用されています。

また多くの人に馴染みがある美容や健康などのアンチエイジング効果も期待できるのが特徴です。

エクソソームやNMN点滴なども再生医療に分類され、美肌効果や若返りなども目指せます。

副作用やリスクが少ない

再生医療は、比較的副作用やリスクが少ないとされています。

自身の細胞を培養して体内に戻しているため、細胞自体が悪さをする可能性が低いためです。

ただし全く副作用やリスクがないわけではありません。

幹細胞を用いた治療では、痛みが生じる可能性があります。

関節痛などに細胞が急激に戻されると、その衝撃に耐えられず腫れや痛みが生じるケースがあります。

なお患者自身の細胞を体内に戻しているため、細胞が悪さをしているわけではありません。

そのため、副作用が生じても数日以内に治まることがほとんどです。

治療時間が短い

関節痛や美容目的で再生医療を受ける場合は、治療時間が短い傾向にあります。

治療方法によっても左右されますが、注射だけで治療が終了するケースもあるため、忙しい方でも受けやすいでしょう。

さらに激しい運動などを除けば、通常通りの生活を送れるのもメリットです。

身体への負担が少ないため、日常生活に支障をきたさない治療を受けたい方におすすめです。

再生医療のデメリット

多くのメリットがある再生医療ですが、下記のようなデメリットも伴います。

  • 費用が高い傾向にある
  • 受けられるクリニックが少ない

再生医療を受ける際は、メリットだけで判断せずにデメリットについても詳しく理解しておきましょう。

費用が高い傾向にある

再生医療は、医療保険が適用されないため、費用が高い傾向にあります。

自由診療になるため、クリニックによって価格設定が異なります。

クリニックによっては、複数回のセットプランを契約することで、割引価格で受けられるケースもあるため、カウンセリングの際に相談してみましょう。

受けられるクリニックが少ない

再生医療は、治療を提供しているクリニックが少ないのが現状です。

なかには、近隣のクリニックで受けられず、少し遠方まで足を運ばなくてはならない可能性もあるでしょう。

再生医療を受けられない人について

再生医療は、下記に当てはまる人は受けられない可能性があります。

  • 20歳以下・80歳以上
  • 何らかの感染症にかかっている
  • 麻酔薬で過敏症・アレルギー症状を起こしたことがある

上記以外にもカウンセリングで医師が不適応と判断した場合は、治療を受けられません。

もし疾患や使用している薬などがある場合は、カウンセリングの際に申告しましょう。

多くのメリットがある再生医療を受けたい方はライトクリニックへ

様々なメリットがある再生医療を受けたい方は、ライトクリニックへお越しください。

当クリニックでは、長年自己脂肪由来幹細胞における研究・臨床実験に携わってきた医師が安心・安全な治療を提供します。

培地製造に豊富な実績を持つコージンバイオ株式会社と提供し、高品質な細胞培養・管理を徹底しており、安心して再生医療を受けられる環境が整っています。

また当クリニックは、厚生労働省より研究・提供を受けています。

カウンセリングからアフターケアまでを一貫して担当医が担当するため、気になることや不安などを医師に直接相談できるのも特徴です。

当クリニックに興味がある方は、ぜひ一度無料のオンラインカウンセリングをご予約ください。

予約は、電話やLINE、メールから受け付けています。

【まとめ】再生医療のメリットは副作用の少なさや治療時間が短い点


再生医療のメリットは、副作用やリスクの少なさ、治療時間が短い点などがあげられます。

従来は症状の緩和しか期待できなかった症状にも、長期的な効果を期待できるため、お悩みをお持ちの方は一度カウンセリングを受けるのがおすすめです。

信頼できる医師のもとで再生医療を受け、悩みの改善を目指しましょう。

記事監修者プロフィール

記事監修者:吹田真一吹田真一

資格

  • 日本麻酔科学会認定麻酔科専門医
  • 日本ペインクリニック学会
  • 日本区域麻酔学会
  • 日本肥満学会 会員
  • 抗加齢学会 会員
  • 麻酔科認定医
  • 日本心臓血管麻酔学会 会員
  • 日本周術期経食道心エコー認定

経歴

  • 国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINIC開業