2024/6/9
再生医療は、関節痛や帯状疱疹痛など、さまざまなけがや疾患の改善が期待できます。
自身の細胞を培養して体内に戻すため、副作用やリスクが少ないというメリットがあります。
しかし、メリットだけでなく、デメリットも伴います。
本記事では、再生医療のデメリットについて紹介します。
再生医療で使われる幹細胞の種類や治療方法も解説していますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
一口に再生医療といっても、さまざまな治療方法があります。
その中でも、治療に使われる幹細胞の種類は主に以下の2種類が挙げられます。
それぞれの幹細胞について詳しく解説していきます。
多能性幹細胞とは、どの細胞にも分化でき、限りなく増殖していく能力を持つ細胞の総称です。
主に、受精卵から、作られるES細胞や、人工的に作られるiPS細胞などが代表的です。
多能性幹細胞はどのような細胞にも分化できる能力を持ち、万能性に長けているのが特徴です。
一方で、想定外の細胞に分化したり、突然変異を起こしてがん細胞になるリスクも伴います。
体性幹細胞とは、年齢や性別を問わず、人間のさまざまな部位に存在する細胞です。
多能性幹細胞とは異なり、特定の細胞にのみ分化できるのが特徴です。
損傷した細胞を修復したり、減少した細胞を補ったりして、健康な身体機能を維持する働きがあります。
体性幹細胞の代表例として、主に骨髄移植に利用される造血幹細胞や、慢性疼痛治療に使われる脂肪幹細胞が挙げられます。
また、体性幹細胞は分化できる細胞が決まっているため、突然変異でがん細胞になるリスクがありません。
さらに、すべて自分の体内から細胞を採取できるため、拒絶反応が少ないのも特徴です。
再生医療のデメリットは、以下の通りです。
大きなデメリットとして、治療費用が高額であることが挙げられます。
再生医療は保険適用外のため、治療を受けたくても費用がネックで受けられない人も少なくありません。
再生医療のメリットは、以下の通りです。
再生医療は、自身の細胞を培養して体内に戻すため、副作用やリスクが少ない傾向にあります。
もし副作用が生じても、細胞自体が悪さをしているわけではないため、数日以内に治まることがほとんどです。
また、変形性膝関節症などの慢性疼痛以外にも、健康や美容などのアンチエイジング効果も期待できます。
エクソソームやNMN点滴など、さまざまな治療法があるため、自分に合ったものを見つけやすいのもメリットといえるでしょう。
当クリニックでは、慢性疼痛には自己脂肪由来幹細胞治療を行っています。
ここからは、自己脂肪由来幹細胞について上記の2項目に分けて詳しく解説していきます。
自己脂肪由来幹細胞治療とは、体性幹細胞である脂肪由来幹細胞を使用した治療です。
脂肪由来幹細胞は、神経の炎症や障害を起こしている部位に作用します。
傷ついた部位を修復し、痛みの原因となる炎症を抑える効果が期待できます。
また、自身の脂肪組織にある幹細胞を採取し、培養して体内に戻すため、副作用やリスクが少ないのが特徴です。
さらに、細胞が新しくなることで若返りなどのアンチエイジングも目指せます。
主に、変形性膝関節症や変形性腰椎症、帯状疱疹関連痛などの慢性疼痛に効果が期待できます。
基本的に患者自身の細胞を培養し、体内に戻すため、副作用やリスクが起こる確率は低いとされています。
まれに痛みや腫れ、めまいなどを起こすケースもありますが、数日程度で治まることが大半です。
また、再生医療は新しい治療法のため、これまでに発見されていない未知のリスクが生じる可能性も考えられます。
再生医療を受けたい方は、ぜひライトクリニックへお越しください。
当クリニックには、自己脂肪由来幹細胞における研究・臨床実験に携わってきた医師が在籍しています。
豊富な知識や経験を活かし、一人ひとりに合った治療を提供します。
さらに、当クリニックは厚生労働省の認可を受けており、安心・安全に治療を受けていただけます。
また、当クリニックはJR東西線北新地駅から徒歩2分、地下鉄谷町線東梅田駅より徒歩5分とアクセスしやすい立地にあります。
最終受付は19時となっており、診療は20時まで行っているため、仕事終わりなどにも治療を受けやすいでしょう。
当クリニックに興味がある方は、ぜひ一度オンラインカウンセリングをご予約ください。
カウンセリングの予約は、メールやLINE、電話で受け付けています。
再生医療のデメリットは、治療を受けられるクリニックが少ない点が挙げられます。
また、保険適用外のため費用が高額であるのもデメリットでしょう。
しかし、これまでの治療で慢性疼痛が改善されなかった方は、再生医療で効果を実感できる可能性があります。
興味がある方は、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
吹田真一