再生医療コラム
2024/7/2
慢性疼痛に悩む方は、少なくありません。
しかし、一方で改善が難しいのも慢性疼痛の特徴であり、我慢するしかないと諦めている人も多いでしょう。
しかし、幹細胞治療であれば、少ない負担で慢性疼痛の改善が期待できます。
本記事では、幹細胞治療による慢性疼痛改善について解説します。
参考にして、悩みを解消するのに役立ててください。
慢性疼痛は、厚生労働省の定義上では「治癒に要すると予測される時間を超えて持続する痛み、あるいは進行性の非がん性疾患に関連する痛み」と言われます。
本来であれば治っているはずなのに、なぜか続いている痛みや、痛みを発生させる疾患(がんを除く)による痛みという意味です。
一般的には鈍い痛みであることが多く、慢性疼痛にかかると大きなストレスに繋がりがちです。
幹細胞治療とは、細胞単位でのアンチエイジング、各種身体機能改善効果が期待できる、最先端の医療技術です。
人間の体には幹細胞と呼ばれる細胞があり、人体において機能が低下した部分をカバーする役目を持っています。
幹細胞治療は幹細胞を取り出して培養し、数を増やして体に戻すことで、幹細胞が持つ働きを促進し、さまざまな効果を見込む治療です。
幹細胞治療で慢性疼痛改善を期待できる理由は、慢性疼痛の原因にあります。
慢性疼痛の原因はさまざまであり、一概に断言することはできませんが、体のどこかが傷ついていたり、機能低下によって上手く働かず、結果として痛みが出ているケースも少なくありません。
幹細胞治療はそのような部位の再生を期待できるため、結果として慢性疼痛改善に繋がります。
幹細胞治療の施術の流れは、以下の通りです。
細部はクリニックごとに異なりますが、上記の大まかな流れは、一般的にどのクリニックでも変わりません。
まずは、カウンセリングと診断を受けます。
どのようなメニューであってもいきなり施術に進むことはなく、まずは医師が状態を確認し、悩みに対し相談に乗ります。
また、この時にクリニック側は、患者様が施術を受けられる状態かどうか判断します。
麻酔にアレルギー反応を示す、年齢が低すぎる、あるいは高すぎるなど、一部の方に対しては施術をお断りするケースもあります。
カウンセリングの結果施術に進むことになったら、まずは幹細胞を採取します。
細胞の移植などは、遺伝子的な影響を考慮して、原則本人の幹細胞を利用するためです。
他人の幹細胞は、基本的に利用できません。
幹細胞は脂肪細胞から採取できます。
そのため、お腹などから採取するケースが多いです。
採取時は局所麻酔を利用し、痛みを感じない状態にしてから、メスで1~2cmほど切開して採取します。
脂肪を採取すると、次は培養です。
培養とは簡単に言うと、増やすことです。
幹細胞治療は幹細胞そのものが持つ働きを利用する治療ですが、きちんと効果を出すためには、ある程度の幹細胞の数が揃っていなければなりません。
そのため、一度人体から採取した幹細胞を利用して幹細胞の数を増やします。
ただし、増やすと言っても簡単ではなく、上手く培養をすすめるには培養を行う側の技術が必要です。
培養が済むと、次は移植です。
幹細胞治療の場合、移植は点滴か、もしくは注射です。
メスなどは使用しません。
慢性疼痛の場合、移植方法は点滴が一般的です。
点滴によって体内に入った幹細胞は、元々の性質により、機能低下している部分を細胞自ら探して働きかけます。
その結果、疼痛改善が期待できるのです。
治療が終われば、最後はアフターフォローです。
美容医療のメニューにはダウンタイムがつきものですが、幹細胞治療で移植が点滴の場合、ダウンタイムはほぼありません。
注射によってできた傷の治りを待つのみであり、日常生活などの制限もほぼないと捉えて良いでしょう。
クリニックによっては経過観察として、治療後も何度か通院の指示が出るケースもあります。
指示に従いましょう。
幹細胞治療で慢性疼痛を改善する場合は、以下のようなメリットがあります。
慢性疼痛の改善方法はさまざまですが、薬に頼りっぱなしであることに不安を覚えたり、通院が負担になったりしている人は少なくありません。
幹細胞治療であれば、そういった負担や不安を軽減できます。
慢性疼痛に悩み、改善を希望する方は、ぜひライトクリニックの幹細胞治療で慢性疼痛改善を試してみてください。
当クリニックは高い技術レベルを持っており、幹細胞採取・移植など直接患者様に対して行う施術だけでなく、幹細胞の培養にも自信があります。
幹細胞治療を行いたい方、高い効果を出したい方は、当クリニックのご利用をおすすめします。
慢性疼痛は、幹細胞治療で改善を期待できます。
慢性疼痛に悩んでいる方は、大きなストレスを抱えている一方、何をしても良くならないと諦めのような気持ちを持っている方が少なくありません。
しかし、幹細胞治療であれば、低いリスクで改善効果が期待できます。
吹田真一