よくある質問

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来院・相談

再生医療に保険はききますか?
現在のところ再生医療には保険は適応されておりません。
医療費控除の対象になりますか?
医療費控除の対象になることが多いと思われますが、管轄の税務署によって異なりますので、詳しくは直接管轄の税務署にお問い合わせください。
再生医療は体に害やリスク・副作用はないのでしょうか?
基本的にご自身の細胞を基にしているため、拒絶反応や副作用が起こることは非常に少ないですが、まれにめまいや発熱を起こされる方もいらっしゃいます。また、一般的に考えられるリスクとして、再生医療等製品は生きた細胞・組織やウイルス等を扱うことや製造工程で多様なヒト・動物由来材料等を使用するため、①感染症に罹患する可能性 ②アレルギーを起こす可能性 が考えられます。再生医療は新しい治療法であるため、これまで考えられてこなかった未知のリスクが存在する可能性もあります。
高齢者でも再生医療は受診できますか?
年齢による制限はありません。高齢者であっても培養した幹細胞は活発に増殖を開始します。
再生医療は必ず効果がありますか?
治療の効果は実感できると思います。ただし、その効果は人により個人差があり、1回の治療で完治するとは言えません。また、治療を1回だけ行うよりは複数回行う方がより高い効果を実感できると思います。
再生医療は効果が出るまでどのくらいかかりますか?
幹細胞治療は効果を実感していただくには個人差がありますが、3ヶ月から半年を目安にお考えください。
再生医療が受けられない場合はありますか?
術前に行う患者様の血液検査の結果、感染症が発見された場合は受けられないことがあります。
また、血が固まりやすくなる血液凝固能に異常がある方も受けていただけません。
再生医療は何度でも受けても大丈夫ですか?
再生医療は何度でも受けていただくことが可能です。医師にご相談いただきながら、適切なペースで継続されることが好ましいと思います。
運動はどのくらいで再開できますか?
治療日から1週間程は激しい運動を控えていただきます。
紹介状は必要ですか?
通常、紹介状は必須ではありませんが、過去に治療や手術を受けたことのある方は、どのような治療であったかなどの確認が必要になることがあります。その場合は紹介状など、治療内容のわかるもののご提供をお願いすることがあります。

施術・リスク

手術をしたあとは、どのようにケアすればいいですか?
施術後はすぐに帰宅可能です。特に普段と変わりなく過ごしていただけますが施術当日はシャワーと飲酒をお控えください。体調などに不安を感じることがありましたらいつでもご相談ください。
痛みはありますか?
局所麻酔をしっかり効かせて脂肪採取するので基本的に痛くありません。
希望があれば静脈麻酔を投与することが可能です。
脂肪採取の負担は大きいですか?
コージンバイオの培養では脂肪採取は、2-3cmの皮膚切開と10gの脂肪採取が必要です。局所麻酔で行われ、所要時間は約30分程度掛かります。処置自体はそれほど負担にならず、臍の切開ができれば、傷はほとんど目立ちません。ただし、1-2週間は内出血が残ったり、しこり感の消失に数か月かかることがあります。
脂肪採取から幹細胞投与までの期間はどれくらいですか?
順調に培養がすすめば3~4週間で投与が可能になります。
幹細胞培養の際に血清が必要と聞きました。どのくらいの採血が必要になるのでしょうか?
必要な血液量は約120mlです。細胞を培養する際には、自身の血清を利用するのが理想的です。血清の確保は脂肪を採取する際に行います。自身の血清を使いたくない場合(採血したくない)や血清に問題がある場合は、人工血清を使用することも可能です。
幹細胞を1回で10~20億個投与する、というところがあったのですが、細胞数は多ければ多いほど良いのでしょうか?
幹細胞治療の効果は、細胞の数にも影響を受けますが、一度に大量の細胞を短期間で投与することの安全性は確認されていません。また、細胞を増やす際には、何度か培地を交換する必要がありますが、1回の細胞増殖・培養での交換回数は3〜5回以内が理想と考えています。無駄に交換回数を増やしても細胞が劣化する可能性があります。以上を考慮した結果、当院では1日に投与する細胞数を2億個までに制限しています。
幹細胞の投与でがんが誘発されるリスクはないですか?
iPS細胞の投与は腫瘍化(がん化)のリスクがあると言われていますが、間葉系幹細胞が腫瘍化(がん化)したという報告はありません。ただし、がん細胞と間葉系幹細胞を共に培養するとがんの成長が促進されたという論文や、不均一な間葉系幹細胞や過剰な幹細胞はがん細胞にとって有利に働く可能性を示唆する論文があるため、幹細胞ががん化することがあると誤解されている方もおられるようです。がん細胞に対して間葉系幹細胞を投与するとがんの成長が阻害されることも示されていますので、適切な間葉系幹細胞の投与は安全面において問題がないと判断できます。

用語・知識

ホーミング効果とは何ですか?
ある特定の生理学的な現象を必要とする離れた場所に移動する効果のことをいいます。体内に放出された幹細胞が、自動的に再生を必要としている場所を見つけだす効果を「ホーミング効果」と呼ばれます。
パラクライン効果とは何ですか?
細胞が分泌するエクソソーム、成長因子、サイトカインなどが、近接している幹細胞に作用し、老化や損傷などによって機能が低下した箇所に細胞を集めることによって、組織再生・修復を起こすことが次第にわかってきました。このように分泌された物質が分泌した細胞の周囲の細胞や組織に作用することを「パラクライン効果」と呼ばれています。
なぜ脂肪由来間葉系幹細胞(MSC)を再生医療に用いるのですか?
脂肪由来の間葉系幹細胞は、骨髄由来の細胞と比べて、容易にかつ身体への負担をかけずに採取できるだけでなく、脂肪、骨、軟骨への分化能力に加えて、骨髄由来の細胞にはない筋肉への分化能力も持っています。これらの細胞の形態や分化能力は骨髄由来の細胞と変わりませんが、増殖能力がより強く、増殖に伴う老化の影響や分化能力の低下が少ないため、高品質な幹細胞として評価されています。
iPS細胞は臨床現場でまだ使えないのですか?
iPS細胞は、あらゆる細胞を作ることができる特別な細胞ですが、増えすぎて腫瘍になる可能性があるため、開発には時間がかかっています。そのため、臨床現場での使われ方はまだ進んでいません。
再生医療の幹細胞培養で、悪い細胞と良い細胞を分ける技術が(機器)あると聞きましたが、あるのでしょうか?
幹細胞の品質を判断するためには、形態、大きさ、均一性などを評価する必要があります。ただ単に機械的に選別するだけではなく、培養士が注意深く劣悪な細胞を取り除く必要があります。細胞分離時には、幹細胞を効率的に採取するための機器が利用できますが、適切な分離方法に従って作業すれば、必ずしも必要ではありません。