再生医療コラム
2024/7/7
肩の痛みを幹細胞治療によって改善できるという情報を耳にし、興味がある人もいるでしょう。
幹細胞治療を受けるか判断する際には、メリットや注意点を把握しておく必要があります。
本記事では、幹細胞治療の特徴について説明したうえで、メリット・注意点を詳しく解説します。
おすすめのクリニックも紹介しているので、肩の痛みに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
人間の体内には、幹細胞と呼ばれる細胞が豊富に存在します。
幹細胞に備わっている身体機能を修復する能力を活用して肩の治療などに活用することを、幹細胞治療と言います。
再生医療のひとつに分類される治療法で、最先端の医療技術として注目を集めているのです。
幹細胞治療は、筋・筋膜性疼痛症候群による肩の痛みに効果が期待できるとされています。
ここでは、以下の2つの項目について詳しく解説します。
まずは筋・筋膜性疼痛症候群の原因や症状について理解し、自身が当てはまっているか考えてみましょう。
筋・筋膜性疼痛症候群は、年齢に関係なく以下の原因によって引き起こされる症状です。
上記の原因により、骨格筋が損傷したり圧迫されることで痛みや凝りが生じてしまうのです。
筋・筋膜性疼痛症候群の症状には個人差がありますが、よく見られるものは以下のとおりです。
状態が悪化すると、肩が上がらなくなったり、痺れなどによって身体機能が正常に働かなくなったりするリスクも孕んでいます。
肩の幹細胞治療を受けることで、以下の3つのメリットを得られます。
どのようなメリットがあるか理解しておけば、前向きに幹細胞治療を検討できるでしょう。
医療行為のなかには、治療後に身体が拒絶反応やアレルギー反応を起こしてしまう恐れがあるものも少なくありません。
しかし、幹細胞治療は自身の細胞を抽出して培養したものを注入するため、基本的には拒絶反応が起こりません。
そのため、安心して施術を受けられるのがメリットです。
肩の痛みを治すためにストレッチや適度な運動をしているにも関わらず、一向に良くならないと感じている人もいるでしょう。
また、鎮痛剤を飲み過ぎて効き目を感じにくくなってしまうケースも見受けられます。
幹細胞治療は、ストレッチや鎮痛剤では対処できない肩のいたみに対しても改善効果が期待できる治療法です。
新しい方法で肩の痛みにアプローチしたいと考えている人は、ぜひ治療を検討してみてください。
人工物を入れる必要がない点も、幹細胞治療によって肩の痛みを改善するメリットのひとつです。
人工物を入れる場合、入院や手術後のリハビリなどが発生しますが、幹細胞治療の場合はそれらの手間をかけることなく治療を進められるのです。
まとまった休みを取らなくて良いのも嬉しいポイントです。
肩の幹細胞治療を受ける前に、以下の注意点を把握しておきましょう。
上記を理解しておくことで、あとからトラブルに発展したり後悔したりといった事態を防ぎやすくなります。
現状、幹細胞治療を取り扱っているクリニックは多くはありません。
最先端の医療技術であるからこそ、治療を実施できるクリニックが限られているのです。
そのため、地方に住んでいる人などは、身近で幹細胞治療を受けられるところがない、といったケースも想定されます。
遠方まで治療を受けに行くのも手段のひとつです。
保険が適用されない治療法である幹細胞治療は、他の方法に比べると費用が高額になりやすいです。
まとまった費用を用意できない場合は、他の治療法が適している場合もあるでしょう。
ライトクリニックでは、肩を始めとするさまざまな部位に対する幹細胞治療を実施しています。
20年間にわたって細胞の研究を続けてきた実績があるため、多くの患者様が高い満足度を実感しています。
カウンセリングからアフターケアまでを1人の医師が担当するのも魅力のひとつです。
「いろいろな方法を試したけど肩の痛みが治らない…」とお悩みの方は、ぜひ1度当院のカウンセリングへ起こし下さい。
オンラインでのカウンセリングも実施しています。
肩の幹細胞治療は、筋・筋膜性疼痛症候群による痛みの改善効果が期待できる治療法です。
入院やリハビリの必要なく気軽に受けられるうえに、身体への負担が軽いのがメリットです。
一方で、治療を受けられるクリニックはあまり多くないため、慎重に探す必要があるでしょう。
ぜひ、本記事の内容を参考にして、幹細胞治療を受けて肩の辛い痛みから解放されてください。
吹田真一